京都RIDE 2017〜人編〜
京の都
碁盤目に整った街路
四季の変化を美しく映す木々山々
太陽の光を浴びキラキラと流れる鴨川
煌びやかに賑わう祇園
日本らしい情緒溢れる京町家
世界文化遺産に登録された寺院や神社
どこを切り取っても絵になり、心豊かに過ごすことができる京都。
京都で感じることのできる「楽」を求め年に何度も訪れます。
京の楽
私にとって京都で感じ満たされる「楽」は大きく分けて2つあります。
ひとつは「欲を楽しむ」ことです。
京都へ行く事を決めたその日から、
「何を食べよう?」「あそこへ行きたい!」「あれが欲しい!」
食欲と物欲がどんどんと湧き、当日には爆発です。
今回の旅でも多くの店へ行き、心ゆくまで楽しみました。
もうひとつは「ならではを楽しむ」ことです。
京都の景色、自然、建物、空気、味、香り、、、。
五感をフル活用させ、その時その場所でしか感じることのできない全てをからだに取り込み楽しみます。
結果、詰め込みすぎハードな旅となるのですが、それがまた心地良い疲れであり良く言えば楽しさを引きずることができるのです。
ここまでがいつもの「楽しみ」だったのですが、京都で感じ満たされた「楽」は3つあったということを今回の旅で気づかされたのです!
楽 楽 楽
それは「人に会え、繋がり、広がる楽しさ」です。
SNSを利用すれば、誰が何処で何をしているのかすぐ分かる時代。
ボダンひとつ押せば声が聞ける、画面を通して顔を見ることだってできる。
すごく便利で簡単に人と繋がれる。良いのだけれど何だかな、、、。
直接顔と顔を合わせて会えること、話すことが、自らの足を運ぶことが大事だと私たちは思います。そうしたいです。
緊張したり、うまく話そうと考えすぎて言葉が出て来なかったりもするけれど、直接でしか感じ取れない表情やぬくもりがそこには存在して、心に届くはずなのです。
京都には行きたい場所に会いたい人がたくさんいて、会えた喜びと楽しさがありすぎました。
D&DEPARTMENT KYOTO by 京都造形芸術大学
京都府京都市下京区高倉通
昨年D&DEPARTMENTさんと一緒にお仕事をさせていただいたことがきっかけで、京都ストアへ立ち寄りました。
いかにも自転車乗り!という私達に「どこから?」と気さくに声をかけて下さったお店の方。来店した経緯や一緒にお仕事をさせていただいた話をしました。
話を聞くなり、愛知号を手に取り互いにお礼の挨拶を。
爽やかでさっぱりとした外見から「お寺の方かな?」と思っていたのですが、京都ストアの店長さんでした。が、しかし店長の小原さんはお寺に店があるというきっかけから得度式(僧侶になる儀式)を受け、僧侶になられたとのこと。その場所に根ざし、人と場所を繫げる素晴らしいことだと胸を打たれました。
境内にある佇まいはとても趣きがあり、広い敷地内で子ども達が鬼ごっこをして遊んでいる姿に和み、良い空気と時間が流れ、また訪れたい場所となりました。
KIJIRUSHI
京都市北区紫竹
木のぬくもりと優しさを感じられ、生活に寄り添ってくれる家具や雑貨に出会えます。
自宅やPFMでもkijirushiさんの雑貨を使っていて、かなり重宝しています。
いつかオーダーメイドしたいな。なんて夢見てます。
名古屋勢だとすぐ気づいて下さり、あれこれと店内で物色している私たちに一つ一つとても丁寧に商品の紹介をしてくれました。
「こんなのあったらいいな」が奥さんの言葉で「あ!すごくいい」へと変わり、奥さんから商品のぬくもりを感じた時間でした。
居心地が良くついつい長居を、、、。
花屋みたて
京都市北区紫竹
雑誌「&Premium」での連載なども手がけていて、読者の私は是非一度お会いしてみたい、みたてられた植物たちを見てみたいという念願を叶えました。
年に何度か松原生花市場へ仕入れに出向くそうで、勝手に親近感を抱きました。
名古屋での仕入れの際は某コーヒーチェーン店でモーニングをとるようで、「PFMで朝食を!」とアピールしてきました。
松原生花市場には東海圏だけではなく、全国から植物の買い付けに来られます。
地域の方はもちろん、松原へ集まるより多くの方々に朝からしっかり美味しいものをお届けしたいと心の中で意気込みました。
御菓子丸(杉山さん)
京都市北区紫竹
この場所へ来てこの方に会うことが待ち遠しく、ずっとドキドキしていました。
何年も前のことですが、杉山さんの創り出す和菓子に目を奪われ、口にした時の驚きを今でも覚えています。
和菓子の姿やストーリーに恋をしていました。
繋いでくれたのは、トラベルライフスタイル誌PAPER SKYのKaOさん。
京都在住の彼女は私たちが京都を何百倍も楽しめるよう、プランを一緒に考えアテンドしてくれました。4月には京都を離れてしまうので最後に会えて良かった。そしてKaOさんに本当に感謝です。
行きたいところへ行く。
会いたい人に会いに行く。
シンプルなんだけど、すごく楽しい。
会えたら終わりではなく、人はそこから話ができるから面白い。
そこへ自転車で行けたとしたら?
私は今回の旅で自らの足で人に会える喜びと繋がりに、底知れなの楽しさがあることを感じました。
次はどこへ?誰に会いに?
3つの楽を求め、走り続けますよ。
BARISTA MIUMIU
Photos by 2komat
RIDEALIVE PHOTO EXHIBITION
日時:4月7日(金)〜4月16日(日)
場所:サークルズ3F ファクトリー
この2日間、共に楽しみ、撮影してくれたカメラマンえりつぃんの写真展が開催されます。
最高の瞬間を切り取るために自転車で先回りしたり、背中を追いかけるかっこいい彼女。
どんな景色や表情が写し出されているか楽しみです。