Ridin birds 伊豆を巡った大冒険!
また私は、最高に達成感のある自転車の遊びをしました。
SimWorksが開催するRidin Birdsというライドイベントに参加してきたのです。
舞台は伊豆。
クリアブルーに透きとおる海がたまらなく綺麗で、何度でも見惚れてしまいます。
綺麗な緑の木々も、険しく長い坂を登る私たちを応援してくれるかのように、葉を揺らし風の声援を送ってくれました。
2日間思いっきり自転車に楽しむRidin’Birdsに参加し、伊豆の虜になって帰ってきたBarista MIYUKIが、想い出を綴ります。
Day1
〜下田→南伊豆→西伊豆で海を満喫キャンプライド〜
直前まで雨予報だったのですが、なんと快晴!
日頃の行いが良すぎる皆さんが、続々と下田駅に集合します。
北海道から沖縄まで、全国各地からの参加者、スタッフを含め総勢40名が期待に胸を膨らませ、いざ出発!
ちなみに女子参加者は12名!
ワイワイきゃっきゃな絵を多めにお届けいたします。
DAY1の前半は進んでも進んでも海、海、海!
太陽の光が海に反射して、キラキラ眩しいの!
私達のテンションは上がるばかり。
と思いきや、小道に入ればすぐに木々の緑に覆われていきました。
林道の木陰は涼しく、足を止めるとちょっと肌寒いくらい。
走りやすい気温でぐんぐん進みます。
峠や海沿いのアップダウンで一苦労してたどり着いた先には、、、
地元下田のEDY BURGER STANDさんが用意してくれるジューシーなハンバーガーとキンキンに冷えたドリンクがお待ちかね!
海の見える素敵な別荘のお庭でいただきます。
手も口も止まることなく、あっとゆうまに完食でした。
美味しいランチでお腹が満たされれば、あとはゴールを目指すのみ。
大変だったけど、62㎞/1400upのコースを何とか走りきって、温泉に到着。
汗を流して疲れを取ったあとは、港でのんびりとそれぞれの時間を過ごしました。
海を眺めながら今日の出来事を報告し合ったり、普段遊べないお客さんとはしゃいだり、新しい出会いがあったり。
西伊豆の美しいサンセット時間が、充実した大切な時間を生み出してくれました。
今夜の宿泊地、REN VILLAGEへ船で向かいます。
自転車と共に乗り込む船。なかなか体験できない移動手段です。
岬の先にあるキャンプ場へはあっという間。
もうちょっと乗っていたいなーと思うほど風が気持ちよく海の上を滑るように進んでいきます。
そして私たち以外に誰もいない、楽園へ到着。
映画の世界に迷い込んだかのような光景がその楽園にありました。
EARLY BIRDSの恵太シェフ率いるディナーチームが伊豆で採れた食材をふんだんに使用したディナーを用意してくれていました。
新鮮な魚介の創作料理や伊豆で捕れた鹿と猪のBBQまでも!
どれも本当に美味しく、お酒も進みます。
DJが流す音楽に身体を揺らし、ギターの音色と夜空に響く歌声にうっとり。
この楽園まで来るのに苦楽を共にした仲間と食べる食事、お酒、時間は格別でした。
夜が更けるのを惜しみつつ、気づけば朝日で気持よく目覚めたのでした。
Day2
〜沼津を目指し、峠越え!!!〜
波の音で目覚める気持ちのよい朝。
「おはよ〜」と各々のタイミングでテントから出てくると、
みんな決まって海に向かって「ん〜〜〜」と伸びをします。
目覚めのコーヒーは、自慢のPFMブレンドを私がドリップ。
深煎りコーヒーの香りとほろ苦さが身体をシャキッと目覚めさせてくれます。
PFMのほんのり甘いふわっとした食パンでホットサンド。
ベーコンや卵、とろ〜りチーズをたっぷり挟み、カリッと焼きあげます。
お馴染みコッペパンはジューシーなソーセージをサンドしてアメリカンなホットドックへ姿を変えました。
ゆる〜い空気の中、朝食の準備を進め、
みんなそろって「いただきます!」
なんだか大家族みたいな温かさ。
出発まではシーカヤックで洞窟探検をしたり、海に潜って熱帯魚を眺めたりと、このプライベートキャンプ場のロケーションを思う存分に楽しむ時間。
さてさて船の迎えが来るので、ライドに備えます。
みんなで自転車と一緒にパチリと写真を撮ったりしました。
パワフルキュートガールUKI
初めのサイクルジャージにソワソワMIYUKI
バイクパッキングがクールなRIE
さあ、1日目より大変という噂の、2日目のライドがスタートです!
スタート直後、いきなり最大の難関となる峠越えがあります。海から900mの峠まで一気に駆け上がります。
もちろん登り切りることが目標でしたが、登りは苦手だし、普段ガッツリ自転車を乗っているわけではないので、半分諦めもありました。
しかし、、、
見てくださいこの顔!www
まるで茹でタコ。
顔が真っ赤になるぐらい頑張って、なんと登りきることができたんです!!!
他のガールズ達も見事に登り切り、ソフトクリームで乾杯!
何とか登りきったものの、本当に辛かった…。
11%とか14%とか斜度を表す数字は小さいように感じるけど、体感的には相当に激坂でした。
途中何度も諦めそうになり、もう降りよう、歩くほうが楽だと、心の中でささやく自分との戦いを繰り返しました。
でも、諦めなくてよかった。
すごくゆっくりで今にも止まりそうなスピードだったけど、ひと踏みひと踏み力を込め、ペダルを回し続けました。
何でも「気持ち」を強く持てば、やり切れる。すごく気持ちいい!
そしてソフトクリームが美味しい!
峠の上では、辛かったことはすっかり薄れ、達成感と満足感でいっぱいでした。
頂上からの景色は濃い霧に包まれ、とても幻想的。
すっきり晴れたら見える富士山を期待していたけど、今日は今日でいい風景でした。
富士山は次回のお楽しみに!?
ここからは西伊豆スカイラインの気持ちのよい下りや、ちょっと大変な登りの繰り返し。
エイドステーションで嬉しい美味しい補給をしながら、
最後は一気に海まで走りました。
ゴールまであと15㎞ほどのところで海が見え、長かった山と緑のルートを抜け出しました。
陽が落ち始め、ラストスパートをかけていると、
空も海も紅く染まり、なんともドラマチックなエンディングを迎えようとしています。
ゴール目前に達成感よりも、もうすぐ終わってしまう寂しさが一気に押し寄せてきました。
2日目の62㎞/1907mUPを走りきって、ついにゴール!
ライドは覚悟していたよりもっともっと苦しかった。
でもこの2日間は想像をはるかに超える楽しさでいっぱいでした!
それは、挑戦したから。
一緒に挑戦する仲間がいたから。
結果や過程がどうであれ、やらないよりやった方がいい。
一人より、仲間がいた方がいい。
達成できそうにないことができた時、その喜びを分かち合ってくれる仲間がいることって当たり前のようだけど、貴重だなと思いました。みんなで走るライドツアーの良いところですね。
それに青、緑、紅と様々な色や表情を持った伊豆が最高に良い場所だったから。
これからも自転車に乗って挑戦することを続けたいし、また伊豆にも絶対行く。
参加された皆さん、サポートしてくれた皆さん、伊豆の皆さん、伊豆!
ありがとうございました!
これからお会いする皆さん、この想い出話しをまた聞いてください。
そして今回参加して強く思ったことがありました。
「食」は「パワーになる」と。
生きるために毎日当たり前に食事をとりますが、食べることは身体を動かす1番のチカラの源となります。
ライド中の美味しい補給食や食事はペダルを踏む力を生み出して、それは楽しく遊ぶ事につながるんだと言うことを実感しました。
辛く険しい道を走った後もこうやってみんなで休憩すれば、みるみるうちに回復し、また楽しくペダルを踏めるパワーになる。
食べて美味しそうにしている笑顔が、作り手の幸せであり、おもてなしのパワーにもなる。
食に携わるPFMの仕事を通して、皆さんの遊びの原動力となれるような食や場を作り、たくさんの美味しい笑顔や幸せを生み出せるようにしていきたいと強く強く思ったのでした。
Ridin’Birds Passhunting
FLYINGHILL IZU ’17
http://sim-works.com/rbph17
Text by Barista MIYUKI
Photo by Eri Tanaka / Shige / Shinya Tanaka / Manami / Rie Sawada